金融風土の乗り換えシアター

キャッシングといっても独立系企業ばかりではありません。親会社等から垣間見える業界事情をご紹介いたします。

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利息の下げ方とは

さて、昔の雑誌記事を振り返るシリーズ(?)です。
今回は、



にあるように、この雑誌に書いてある利息の下げ方についての記事を以下に書き抜いてみました。

以下、平成17年7月の記事抜粋です。

「利息を下げるには完済を匂わせろ」

もっとも、以上の方法は、あくまで困難を先送りにしているだけ。根本的な解決にはならない。そこで紹介したいのが「完済をちらつかせ」て利息を下げる方法だ。

サラ金利用者なら、こちらが完済を申し出た際の店員の変わりようはご存じだろう。「お願いですから、1万円だけでも残高を残してください!」「利息を下げますんで、他の会社を完済してください」

サラ金現場の人間は、あらゆる手で客を説得にかかる。貸し倒れは損金として計上できるが、完済は利息収入の減少に直接つながるからだ。

したがって手元に完済できるだけの金がなくても、とりあえず取引している店舗に電話をかけて、こう言ってみよう。

「他社が安い金利で貸してくれたから、完済しようと思う」
「借り入れしている会社の中で一番利息が高いので完済したい」

対して、相手の反応は十中八九次のとおりだ。

「他社よりも利息を下げるから、当社を利用してくれ」

もし優良顧客であれば、さらに増枠のおまけまでついてくる。実際に「電話1本で10%利息が下がった」「利息が安くなった上に、限度額が広がって一本化できた」などの例は珍しくない。

この手法は今なら、アコム・プロミス・アイフル・CFJあたりに対して特に有効だ。最高限度額が300万円と大きく、利息の下限が15%と低いため、他社からの借り換え対策を積極的に行っているからだ。

一時的にレイクや武富士もこの競合に参加していたが、レイクは経営者が外資に買収されたのを契機に、収益に直結する利下げを極端に嫌ったために脱落。武富士も最高融資限度額を100万円に引き下げて、争奪合戦からは一歩身を引いた形になっている。

コツは、限度額が50万円以上ある会社に「完済する」と伝えること。限度額が10万円〜40万円の客は、上限利息から動かせないという規定がある会社が多い。


上記の雑誌記事を読んで懐かしさを禁じえない方も多かったことでしょう。

この記事はその後に訪れる総量規制のことなどまだ誰も知らない時代なので、随分と牧歌的な調子となっています。

今の時代に上記雑誌のような金利交渉や駆け引きをやってしまうと、間違いなく自分で自分の首を絞めることになるのでやめておきましょう。
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消費者金融業界だけに限ったことではないですが、
どの業界にも何らかの系列、系譜が見て取れます。
そしてそのそれぞれの業界の歴史を振り返ると、
その再編の中心にある力学は、系列です。

グレーゾーン金利撤廃の流れを受けて
再び冬の時代を迎える消費者金融業界。
この業界の先行き、前途について
それぞれの系列、提携関係を抜きにして語れません。

生き残るのはどこなのか、
最も危ぶまれる中堅業者は生き残れるのか、
どこへ取り込まれることになるのか、
その全てについて敢えて系列に重点を置いて
分析を加えていきたいと思います。
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